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ゾウリムシの生息場所
ゾウリムシは世界中の止水域、
池、沼、水の入った田んぼなどに生息していると言われています。
でも、池や田んぼの水を採取して顕微観察や
培養をしても、ほとんど見つかりません。
ここでは、ゾウリムシを見つけることができた場所、
2箇所を紹介します。
田んぼ
上では田んぼの水を採取してもゾウリムシは居ないと書いています。
これはどういうことか?
田んぼの水が透明で、コケなどが生えていない場合は、
ゾウリムシが居ない可能性が高いです。
ゾウリムシは紫外線に弱いと言われていて直射日光の当たる
場所には居ないです。
実際に、何年か前に何回かチャレンジして、すべて
ゾウリムシを見つけることができませんでした。
最近、別の目的で田んぼの水を採取しましたが、
その時にゾウリムシが居ました。
その場所は、田んぼの水中にコケが生えている場所。
このコケの写真をこの記事で確認できます。
【関連】ゾウリムシの採取、場所と採取方法
ゾウリムシの他にも、ボルボックスやミジンコも入っていました。
ミジンコはゾウリムシの天敵なので、濾過するか、ゾウリムシだけを掬って
助け出す必要があります。
フタの無い下水溝
最近が下水化が進みあまり見なくなりました。
下水でも無くても、フタの無い側溝などで、表面に白っぽい汚れが
付着している場合は、ゾウリムシが居る可能性があります。
その様な下水溝は夏前後の温かい時期になると白い汚れの表面が緑色になります。
その付近ににゾウリムシが居る可能性が高いです。
冬に採取した時は、表面が緑になっていなくても
ゾウリムシを採取することができました。
下水からの採取の場合は、キロモナスなどの微生物が混ざっています。
ミジンコの様に食べられることは無いので、
急いで取り出す必要はありません。
ゾウリムシのみを培養するなら、ゾウリムシのみを
取り出して培養する必要があります。
下水溝にゾウリムシが居ますが行き着く先の
下水処理場にはゾウリムシがたくさんいます。
ゾウリムシが活性汚泥で汚れを分解するなどの
役割をしています。