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ゾウリムシは死ぬとどうなるのか?
ゾウリムシは死んでしまうと、泳がなくなり底の方に沈むか
水流がある場合は、水流に流されます。
さらには、収縮胞が動かなくなり、余分な水分を除去できなくなり
最後は細胞膜が破れてしまいます。
泳がなくなる
水流の無い場所で死んでしまった、ゾウリムシは基本的には
底に沈んでしまいます。
ただし、餌が無くて、強い飢餓状態の場合も底に沈む事があります。
収縮胞が動かなくなる
収縮胞はゾウリムシの前後に1個づつあり、
老廃物や、浸透圧で入ってしまった、余分な水分を排出する役割があります。
ゾウリムシが生きていれば、収縮胞が開いたり閉じたりするので
顕微鏡で観察すると、確認できます。
細胞膜が破ける
収縮胞は動かなくなると、余分な水分がゾウリムシの細胞に入り続け、
ゾウリムシはパンパンに膨らみます。
ゾウリムシの全体が膨らむのでは無く、上の写真の様に、
弱い部分が、膨らんでいきます。
最後は、膨らんた部分が、破けて、ゾウリムシの中身が出てしまいます。
ゾウリムシの生死を確認する方法
方法は2つ
- ゾウリムシが泳いでいるか確認する
- 収縮胞が動いているかを確認する
餌が無く、強い飢餓状態の場合、水中を泳げなくなり
底の方でモゾモゾと動いている事があります。
その場合は、餌を追加すれば、回復します。
完全に動きが止まっている場合は、顕微鏡で収縮胞を確認します。
顕微鏡で確認すると、正常であれば2つの収縮胞が開いたり閉じたりします。
実際には、丸い部分が、大きくなったり、小さくなったりしている様に見えます。
収縮胞が動いていれば、ゾウリムシは生きていましし
止まっていれば、ゾウリムシは死んでしまっています。
収縮胞の観察は、ゾウリムシをスライドガラスに乗せて
光学顕微鏡での観察が望ましいです。
更新日:2022/11/07
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