エビオスでゾウリムシを培養し増やす

一番簡単で、おすすめなのがエビオス錠による培養です。

 

ワラの煮汁などではエサとなる細菌が培養を待たなければなりませんが
エビオスは菌の増え具合を考えなくても使えます。

 

すぐに増え、いつの間にか減っているので時々観察して
植え継ぐなり、エサの追加が必要です。

 

エビオスでの培養方法

 

まずは500mlカルピスウォーターのペットボトルでの培養方法から紹介します。

 

500mlペットボトルでの培養

 

ペットボトルに水道水を入れます。
水の量はこれぐらいが良いです。

 

500mlカルピスウォーターペットボトルでゾウリムシを培養する時の水の量

 

多く入れすぎるとペットボトルの口が小さくなり
酸素を取り込む水の表面積が小さくなってしまいます。

 

水を入れたら、カルキぬき0.5ml入れシェイクします。

 

次にエビオス1錠を入れ、溶けるまで5分程度待ちます。
溶けたらサイド、シェイクします。

 

最後にタネとなるゾウリムシです、タネが多い方が培養も早いです。
私は元株の上澄みを5ml入れています。

 

フタはアルミホイルをかぶせます。
私は、自作の空気の通り道があるフタを付けています。
ゾウリムシ培養に使うペットボトルキャップ

 

朝晩、ペットボトルを振ることで培養速度が少し早まります。
これは酸素の供給と、エビオスとゾウリムシを撹拌することでエサがゾウリムシに
行き渡るようにします。

 

だいたい、1週間ぐらいで培養液が透明になってきて
フヨフヨ動いているのが確認できるようになります。

 

培養液が透明になったら飢餓状態というエサの無い状態なので
1週間以内には植え継ぎを行います。

 

温度や環境によっては、1週間以内でも全滅する可能性があるので
要注意です。

 

エビオスでの培養だといつの間にか居なくなる事があるので
定期的ば植え継ぎと、バックアップの株を持つことをおすすめします。

 

いつの間にか居なくなる事があるので長期保存には不向きです。

 

50mlプラボトルでの培養

 

50mlプラボトルはゾウリムシの株を維持しているので
失敗を防ぐために水道水ではなく、ミネラルウォーターを使用しています。

 

50mlプラボトルでは40ml水を入れます。
これははかりで40g量っています。

 

ゾウリムシを1~2ml入れます。

 

その後、乳鉢で粉末化したエビオスを8mm半球スプーン1杯を入れ
撹拌します。
粉末化したエビオスと8mm半球計量スプーン

 

8mm半球スプーン1杯だと濁りが強く培養が失敗する事が多かったので
現在は、60μLに変更しました。
8mm半球だと、134μLなので、約半量になります。

 

だいたい、5日ぐらいで培養液が透明になってきて
フヨフヨ動いているのが確認できるようになります。

 

エビオスの追加と植え継ぎ

 

ゾウリムシが飢餓状態なってしばらくするとゾウリムシの数が減ってきます。
その場合植え継ぎを行うのがベストです。

 

しかし、ボトルを用意して無かったり
もう少し同じボトルで維持したい場合はエビオスを追加します。

 

追加する量は培養時と同じ、500mlペットボトルなら1錠、50mlプラボトルなら
8mm半球1杯です。

 

同じボトルで長期培養していると雑菌が増える可能性があるので
エビオスの追加は1回か、2回までにしてください。

 

培養方法としてはコスパ最強

 

また、コスパ最強です。
500mlの場合水道水を1リットル1円とします。

 

水道水にはカルキが入っているのでカルキ抜き剤が必要です。
これも100円ショップのカルキぬき剤(250ml入)を0.5ml使うので、1mlとしても
0.4円、繰り上げて1円とします。

 

エビオス錠アマゾンで見ると
600錠入りで1錠あたり、1.113円、
2000錠入りで0.93円となります。

 

約3円で500ml分のゾウリムシを培養することができます。

 

臭いが気になるかも

 

エビオスで培養すると

  • 少しドブ臭い
  • 生臭い

ような臭いがします。

 

これはエビオスで培養した時だけに生じる臭いで
他の方法で培養した場合、このような臭いはしません。

 

培養の進み具合と、臭いはあまり関係ありませんが
飢餓状態になると臭いがしなくなります。

 

臭いが気になるなら、生茶など他の培養方法がおすすめです。

 

 

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